2017年11月15日（水）本学多目的ホールにて、ノンフィクションライターの最相葉月さんをお迎えし、国際学部開設記念講演会を開催しました。

「＜私＞のせまい世界」と題したご講演で最相さんは、偶然知り合った中国朝鮮族の友人との20年近い交流についてお話しされました。留学生として来日し、さまざまな困難を経験した彼女に寄り添ってこられた最相さんは、彼女の出身地である中国・ハルビンを訪れます。今回のお話では、その時に取材した地下教会を中心に、七三一部隊陳列館、安重根記念館などの話題を通じて、中国でのキリスト教信仰の事情や、日本が反省すべき過去の不幸な歴史などについて紹介されました。

聴衆の学生からは「行動力がすごい」「今までに知る機会のなかったことを知ることができた」「もう一つの視点を持つことも大切だということが分かった」「外国人との交流だけではなく隣の人を知ることも異文化理解だと気づかされた」などの感想が寄せられました。