FD・SD活動 - ニュース&TOPICS https://www.osaka-sandai.ac.jp/news Wed, 27 Mar 2024 04:44:15 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.3 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/wp-content/uploads/sites/3/2023/05/cropped-0_20140731160253-scaled-1-32x32.jpg FD・SD活動 - ニュース&TOPICS https://www.osaka-sandai.ac.jp/news 32 32 2023年度全学SD研修会「内部質保証に関する理解向上のための研修会」を開催しました。 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/educational_fd/51916/ Tue, 26 Mar 2024 07:56:06 +0000 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/?p=51916  ]]> 令和5年度 前期授業改善アンケート 優秀者表彰式を行いました【追記】 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/educational_fd/49746/ Tue, 19 Dec 2023 05:40:02 +0000 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/?p=49746

表彰者は以下のとおりとなります。(すべて五十音順)

1.演習・言語科目部門 該当教員数150名(内、表彰対象者数68名) 荒島 浩雅 非常勤講師 「初修外国語入門1(ドイツ語)」 江口 小夜子 非常勤講師 「英語(Listening&Speaking)1」 坪田 芳範 経営学科・准教授 「入門ゼミナールA」 山本 晃輔 国際学科・准教授 「リサーチ・リテラシ演習1」 横山 直子 国際経済学科・教授 「基礎演習1」 2.講義科目【履修者100名未満】部門 該当教員数189名(内、表彰対象者数120名) 大谷 剛 経済学科・教授 「マクロ経済学」 岡田 裕子 非常勤講師 「日本の社会と文化1」 西野 倫世 教職教育センター・准教授 「教育課程論」 春口 淳一 国際学科・准教授 「第二言語習得論」 水谷 夏樹 都市創造工学科・教授 「水理学1」 3.講義科目【履修者数100名以上】部門 該当教員数101名(内、表彰対象者数80名) 五嶋 俊彦 非常勤講師 「観光論」 田中 彰 商学科・教授 「サービス産業論A」 露口 亮太 スポーツ健康学科・准教授 「健康運動プログラム論」 樋口 和真 非常勤講師 「運動学(運動方法学を含む)」 深水 浩 非常勤講師 「西洋建築史」 4.実験・実習科目部門 該当教員数30名(内、表彰対象者数18名) 大槻 伸吾 スポーツ健康学科・教授 「救急処置実習」 岸本 恵一 非常勤講師 「トレーニング実習」 瀬戸 孝幸 スポーツ健康学科・准教授 「バスケットボール1」 正見 こずえ スポーツ健康学科・准教授 「器械運動2」 山﨑 英幸 非常勤講師 「スポーツ科学実習1」 5.日本語・日本事情科目部門 該当教員数12名(内、表彰対象者数6名) 内田 孝 非常勤講師 「上級日本語作文1」 岡部 正子 非常勤講師 「日本語読解1」 谷畑 美咲 非常勤講師 「日本事情1」 詳しくは授業改善アンケート集計結果(学内専用)をご覧ください。 http://wr19.osaka-sandai.ac.jp/gakunai/cnt/jugyo_hyoka/index.html また、優秀教員の皆さまに「私の授業の取り組みの工夫、心掛けていることについて」コメントを頂きましたので、掲載いたします。 荒島 浩雅 非常勤講師 「初修外国語入門1(ドイツ語)」 初習外国語(ドイツ語)の第一セメスターです。たとえ一歩でも半歩でもドイツ語へ近づいてきてもらうところから始めなければ、というのが私の認識です。このセメスターは、会話を中心にかんたんな表現を使う練習を重ね、ドイツ語で何事かを言えたという、未来の学習へつながる向上的な体験を残して終わってもらうことが大きな目標です。目標へ向けて留意したことは、学生が教師の話を黙って聞く時間を極力減らす、学生同士が自分の発想を入れて話す時間をできる限り多くとる、正則を外れた発音でも黙っているよりずっとよい、教師を含め授業参加者の発話量が等分になるくらいが理想といった点です。 江口 小夜子 非常勤講師 「英語(Listening&Speaking)1」 英語科目を担当しています。授業内で心掛けている点ですが、英語の文章の説明を行うだけではなく、その文章に関連した背景知識を教示することで受講生の英語への興味を促すようにしています。また、洋楽を紹介するなど、教科書とは違った観点で英語を学ぶコーナーが好評なように感じます。提示資料についても、文字の大きさや画像やイラストを使った説明など、受講生の反応を見ながら改善するように努めています。今後も、受講生からの発言や質問などがしやすい環境づくりを目指していきたいです。 坪田 芳範 経営学科・准教授 「入門ゼミナールA」 経営学科の「入門ゼミナールA」は1年生を対象とした授業で、複数のクラスに分かれて実施されています。各授業回のテーマ・概要は、クラス間で大きな違いが出ないように学科会議で話し合われ、決定されています。  このような授業運営の中で私がとくに心がけていた事柄は、教員が受講生に対して理解してもらいたい事項、あるいは課題を通して求めているものを、可能な限り明確に伝えていくということです。それによって、受講生も自身に求められているものが明確になり、集中して授業に取り組むことができるとともに、やる気の向上につながっていくのではないかと考えています。 山本 晃輔 国際学科・准教授 「リサーチ・リテラシ演習1」 本科目は,5クラスから編成されており,それぞれに国際学部の専任教員が担当しています。各クラスは独立していますが,内容はすべてのクラスでほぼ共通しています。各教員が1〜2コマ程度の教材を準備し,それらをどのクラスでも使用しています。一人の教員だけでなく,さまざまな分野の教員がそれぞれの専門領域に基づいた教材を使用したことによって,教材のバリエーションが豊富になり,そのことが学生の授業への評価を高めた要因になったのかもしれません。このような発想は,本科目の主担当者である藤田拓之先生によるものです。私はそれに従い,当該クラスの授業を担当したに過ぎません。したがいまして,今回の受賞は私だけでなく,藤田先生をはじめ担当者5名での受賞であることを申し添えたいと思います。 横山 直子 国際経済学科・教授 「基礎演習1」 私の授業(特に演習に関して)の取り組みの工夫、心掛けていることについて述べる。1つ目は、学生が、経済や財政に関する専門的内容を授業でのグループワークなどで興味をもってしっかり学ぶことができるようにし、経済や財政に関するニュース等の内容についての理解を深めることができるようにしている。2つ目は、各回の授業の目的や到達目標を明確に示し、プレゼンテーション、グループワーク、ディベートなどによって、学生自身が各回のテーマに関して能動的に考え抜く力を身につけ、専門的知識を修得できるようにしている。また3つ目に、授業内での学生のプレゼンテーションやグループワークなどについて、よい点、達成事項について、具体的に説明するようにしている。 大谷 剛 経済学科・教授 「マクロ経済学」 良好な就職・進学を実績した経済学部の先輩たちは、優秀な学業成績を実現していたという事実を具体例を交えて説明し、学生の学業へのインセンティブを高めるよう努めている。また、優秀な学業成績を実現するためには、下級生の段階からの継続的な学習が重要であることも事例を交えて説明すると 同時に、それを支援・補完する無料課外講義への参加を呼び掛けたりもしている。 換言すると、もし自身が大阪産業大学・経済学部の学生であったとしたら、何をしてもらえれば学習意欲が湧くであろうかと思案しつつ講義を実施している。 春口 淳一 国際学科・准教授 「第二言語習得論」 今回対象となった「第二言語習得論」は、特に国際学部の学生にとって身近なテーマだと言えます。だからこそ、受講生個々のこれまでの経験を授業内で引き出し、授業で取り上げる理論等と結びつけるよう意識しました。 授業の構成としては、冒頭に事前タスクとして前回の内容の振り返りテストを実施しています。そこには、当日扱う内容の予習となる問も盛り込んでいます。復習については明確に解説し、予習についても授業内でしっかりと取り扱うことで、曖昧なままとしないよう心掛けています。その都度何を学んだのか、受講生に手応えを持ってもらえるような授業を提供できたらと考えています。 水谷 夏樹 都市創造工学科・教授 「水理論1」 今回は水理学1という水の力学の講義で表彰して頂きました.力学の講義は理論を理解し,実際に式を立て,計算して解を導くことが多いと思います.最初は誰でもわかる簡単な問題から始まるはずですが,いつの間にか理解できなくなることが多い.この”いつの間にかわからなくなる”をなくすために,一つ一つを丁寧に,かつ過去の学生の答案から間違えやすい点を伝えて,机の間を歩き回って理解度を確かめています.また,板書はなんとなく写してもあとできちんと理解できるよう,できるだけ省略せずに書いています.あとで復習できる板書としていることが,わかりやすさにつながっていると思っています. 五嶋 俊彦 非常勤講師 「観光論」 「観光論」の授業では、実務家(旅行業)出身のキャリアを生かし、なるべく自分の経験から説明するように心がけました。観光の各理論もテキストに書かれているような内容をただ説明するだけではなく、自分の実際の経験を通して話すことで、説得力が増すと考えているからです。 また、授業の最初にはその週の観光関連のニュースを解説し、観光が動いていることや、それらの新しい動きも、基本の観光理論に関係があるということを理解してから講義のメインテーマに入るようにしております。 授業の際には、観光業界に近い教員として、1人でも多くの学生さんが観光業界に入り、素晴らしい社会人人生を送ってほしいと思いながら講義を行っております。 田中 彰 商学科・教授 「サービス産業論A」 「サービス産業論」はマーケティング領域の授業なのですが、重要キーワードを説明する際には必ず興味深い企業や自治体の成功事例と併せて学生に紹介しています。また紹介の際にはパワーポイント資料のみではなく、動画素材を探してきまして学生と一緒に視聴することも基本にしています。とは言え、動画は5分までの方が授業のメリハリに良いと実感しています。教室で触れた知識・理論を学生たちが日常の生活(クラブ・サークル・アルバイト等)で活かしてくれるような説明を心がけています。 露口 亮太 スポーツ健康学科・准教授 「健康運動プログラム論」 各自のフィールドで活かすことができる知識や考え方、姿勢などを講義で教育し、卒業後にも役立つ資質が身につくようアプローチしている。 学生とのコミュニケーションの取り方を工夫している。 例えば、良い質問をすることで、良い回答が返ってくる。 また、学生の名前を覚える努力をしている。 最後に、自身の向上心と好奇心を忘れず、毎回の講義の準備を対応している。 樋口 和真 非常勤講師 「運動学(運動方法学を含む)」 私が授業をする上で、心がけていることは、学生に合わせて分かりやすく説明することと学生自身が自分ごととして考えるよう促すことの2点です。私が担当している「運動学」では、実践的な運動の理論を扱います。そのため、学生たちが行っているスポーツを踏まえた上で、様々な具体例を出して説明するようにしています。また、毎回の授業で課す小レポートでは、学生たちが運動を行ったり、指導したりする中で、実際に行っていることをイメージして、具体的に考えるよう促しています。その上で、自分の言葉で簡潔に分かりやすく書けたレポートを高く評価し、そのレポート内容を匿名で共有するという工夫もしています。そうすることで、学生にとって授業内容の理解がより深まることに加え、自分の動きについても改めて具体的に考えることに繋がると考えています。 深水 浩 非常勤講師 「西洋建築史」 西洋建築史という歴史を対象とした講義では、「歴史イコール暗記」という悪しき図式が学生の頭の中にあります。まずはこの図式を打ち壊すことが重要です。歴史を学ぶことは昔の人の考え方を学ぶことであり、これは現在でも通用する有効な方法であることを実感させるようにしています。また、こちらから一方的に教えるのではなく、好奇心を刺激しながら学生に気づいてもらうように仕向けます。自分でたどり着いた答えには自信が宿るとともに、授業に積極的に参加したという意識も芽生えやすくなります。このような形で学生とともに講義を作っていく感じで進めていくことを心がけています。なかなか難しいことではありますが講師側も日々精進です。 大槻 伸吾 スポーツ健康学科・教授 「救急処置実習」 「救急処置実習」において、工夫した事項を以下に示します。 〇本実習が、今後のスポーツ活動やスポーツ指導および実生活の中で、どのような役割を果たすのか実例を挙げながら説明した。 〇ウェブクラスに模範となる実技動画をUPした。 〇実習中もスマホ等で動画を見ながら自分で実技練習ができるようにした。 〇実技のチェックでは、合格となる客観的指標(教員の主観が入らない)を事前に示した。 〇実技チェックは、合格するまで何度でもチャレンジ可能とした。 〇重要事項が学生に定着するようにレポートを課した。 特別な内容ではありませんが、実習の持つ意味とゴールラインを分かりやすく説明したつもりです。 瀬戸 孝幸 スポーツ健康学科・准教授 「バスケットボール1」 実技のバスケットボールを担当しており、まず第1に『学生の名前と顔を覚える』ことを心がけています。そうすることがコミュニケーションをとり学生との距離をうまく保つことができ大切なので。あとは各学生の競技歴(現状の競技対応含め)と既往歴の確認を行うこと。授業の内容に関してはまずは興味を持たせること。バスケットボールではシュートが入る、シュートを決めたことの喜びが学生自身のモチベーションになり、またシュートやドリブルの各チームでの競争、個人でのフリースローの入った本数などを競い合わせるとクラス全体に一体感が生まれる。基本動作やルールなど学習後に通常のゲームを実施し競争心チームの一体感を出させるよう心がけています。それと学生の出席管理を行い、連続して欠席した場合など連絡を行っている。 正見 こずえ スポーツ健康学科・准教授 「器械運動2」 受講生の学習態度や運動能力から必要に応じて、ゴールの難度を高めたり、緩和させるなど学生が求めるであろう学習内容と進度を探りながら授業するように努めている。授業内や授業後などに学生とのコミュニケーションを取り、特に積極的に授業に取り組む学生の意見を聴取するように努めている。 谷畑 美咲 非常勤講師 「日本事情1」 私が授業で最も大切にしていることは、学生一人ひとりとの対話、コミュニケーションです。学修を難なくこなす学生も、こなせない学生も、そこには必ず理由あると考えています。出来ない学生には、手を取られるので特に時間を割きがちですが、問題がない学生こそ丁寧に話を聞き、普段からどんな要望があるのか、どんな問題があるのかを汲み取り、授業に反映していくように心がけています。また、授業の前や必要なタイミングで、なぜ、いま、これをするのか、と言うことを説明し、目的やポイントを意識してもらうように仕向けています。その際には、出来るだけ学生たちの生活や今後に関わるもの、プラスになると思われることを取り入れるように心がけています。  ]]>
令和5年度後期 学内人権問題研修会 兼 SD研修会を開催しました。 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/educational_fd/49969/ Wed, 06 Dec 2023 05:06:58 +0000 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/?p=49969 ]]> 2023年8月31日 全学FD研修会「授業改善のためのアンケート結果を基にした顕彰教員の授業事例紹介」を開催しました。 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/educational_fd/48873/ Mon, 25 Sep 2023 05:37:10 +0000 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/?p=48873        ]]> 令和4年度後期授業改善アンケート 優秀者表彰式を行いました【追記】 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/educational_fd/46793/ Thu, 25 May 2023 05:32:56 +0000 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/?p=46793 http://wr19.osaka-sandai.ac.jp/gakunai/cnt/jugyo_hyoka/index.html また、優秀教員の皆さまに「私の授業の取り組みの工夫、心掛けていることについて」コメントを頂きましたので、掲載いたします。 大山 大樹 非常勤講師 「初修外国語入門2(フランス語)」 授業は、学習者が主体的・能動的に活動できるようにグループワークを中心に組み立てました。そのなかで次の四点を工夫しました。第一に、教師からの説明の時間を極力減らし、会話練習や相談しながら読解・分析するなどの時間を少しでも多くしました。第二に、毎授業でしっかり成長を感じられるように、各活動のハードルを低めに設定し、それを多くクリアすることで、プチ達成感を味わえるようにしました。第三に、授業の冒頭に復習の時間を20分前後とり、リフレクションの機会を絶えず作りました。第四に、フランス語のみならずフランス語圏の文化にも興味を持ってもらうために、様々な映像を見たり、それについて話し合ったりしました。 西山 美智江 非常勤講師 「初修外国語入門2(中国語)」 私が心がけていることは「わかりやすさ」です。履修人数が少なかったこともあり、毎時間一人2回以上当てて、例文の発音、日本語訳、練習問題を口頭で発表してもらいました。「わかりません」という学生には、本人が答えを出せるまで、ヒントを与え続けました。本人が「自分でできた」と実感してもらうためです。最終的には「わかりません」という学生は、ほぼいなくなったと思います。また授業に来るのが嫌にならないよう、正しく答えた場合は「上手にできましたね」とほめるようにしています。 吉田 由美子 非常勤講師 「初修外国語入門2(ドイツ語)」 ドイツ語の文法は英語と比べると似ているところもありますが、難しい面も多いです。まずはその違いに着目しながら、毎回学生の理解を確かめて授業を進めています。具体的には学生同士のペアによる会話練習、オンラインも利用した課題提出、こまめな復習テストを授業中に実施することなどです。発音も非常に大切なので、少人数のクラスでもあり丁寧に指導しているつもりです。 またドイツを巡るEUの問題やドイツの文化や歴史、行事なども動画やニュース記事などを通じて触れるように心がけています。ドイツ語を勉強することで、世界を俯瞰できるような広い視野を持つ国際人に成長して頂きたいな~と僭越ながら願います。 浦野 有加 非常勤講師 「コミュニケーション基礎」 この授業は、機械工学科1年生を対象にレポート作成に必要な基礎的作法を身に付けることを目的とした授業です。後期はレポート作成に必要な表現や資料の探し方を学び、実際にレポートの執筆を行いました。授業内でレポート執筆を進めるため、個人の作業が多くなりますが、より多くの気づきを得るためにクラスメイトと関わる活動を定期的に取り入れました。具体的には、ペアやグループでレポートのテーマの背景を話し合ったり、書いたものをクラス内で読み合いコメントを付ける活動を行いました。また、1人1人とコミュニケーションを取り、本人の意見を聞き取り、より良いレポートにするためにはどのように表現すればよいかを提案したり一緒に考えることを心がけました。受講生の皆さんには、本授業で習ったことを今後のレポートや論文作成に生かしてもらえると幸いです。 大谷 剛 経済学科・教授 「マクロ経済学入門」 良好な就職・進学を実績した経済学部の先輩たちは、優秀な学業成績を実現していたという事実を具体例を交えて説明し、学生の学業へのインセンティブを高めるよう努めている。また、優秀な学業成績を実現するためには、下級生の段階からの継続的な学習が重要であることも事例を交えて説明すると 同時に、それを支援・補完する無料課外講義への参加を呼び掛けたりもしている。 換言すると、もし自身が大阪産業大学・経済学部の学生であったとしたら、何をしてもらえれば学習意欲が湧くであろうかと思案しつつ講義を実施している。 谷澤 有弘 非常勤講師 「公民科教育法」 「ICT活用指導能力の育成」中学校、高等学校において、ICT(情報通信技術)を活用した授業をする機会が増えてきた。コロナ流行期に実施された、生徒へのモバイル端末供与によりこの傾向は加速している。私は中学校社会科・高校地歴、公民科は、ICT活用と親和性があると考える。自分の担当授業においては、受講生にパソコン、タブレット等のモバイル機器を持参するように求めている。授業中に、各種のHP、サイト、データを検索し、資料や文書を作成する。その内容を元にして問いを投げかけ、受講生同士の意見交換を進めている。一方、中高での授業時に起こりうる状況を想定し、教師はどのように対応すべきかというシミュレーションをすることもある。これから教壇に立つ教師は、ICT活用能力と生徒へのICT指導能力が不可欠である。日々の授業で、その育成に努めたい。 西阪 亮 非常勤講師 「コミュニケーション基礎」  私が担当する授業は、レポート作成の基礎を身につけるためのものです。初年次の学生にとって、レポート作成は決して簡単なことではないと思います。また、いくら基礎的なことを伝えても、自分の意見を言語化して書くのはなかなか難しい作業です。だからこそ、私は徹底して、学生が考え出した意見を、レポートとしてふさわしいものとなるように言語化する手助けをするように心がけています。そのために、毎回の提出物にはできるだけコメントをつけて返し、授業では学生とコミュニケーションを取りつつ、個々の学生が何を考えているのか、何をどのように書きたいと思っているのかを把握し、サポートできるように授業に取り組んでいます。 山田 啓次 教職教育センター・教授 「職業指導」 授業で心がけていることは、学生との掛け合いです。わかりきったことを説明するときも、学生に振るようにしています。学生ひとり一人と会話するように問いかけていきます。テンポよくやればそれほど時間のかかるものではありません。答えられないときは、後で聞き直すから考えておいてくださいねと前置きして、次の人に質問します。答えられなければ戻って質問します。特別なことは何もありませんが、一度答えられなければ終わりではなく、回答の順番が過ぎてからでも繰り返し回答のチャンスをプレゼントするようにしています。 菊地 真理 国際経済学科・准教授 「比較社会論」 授業の始めに前回の振り返りをおこなってから今回の授業のポイントを示し、15回全体のなかでの位置づけと前後の関連を理解してもらうようにしています。講義資料は、授業に出て講義を聞きながら重要なキーワードなどを自分で穴埋めできるよう、穴あき形式にしています。理解を深め具体的にイメージできるよう、統計データや事例(映像資料)などを用いる工夫をしています。また、自己学習の習慣づけと講義後にいつでも復習ができるよう、毎授業回の振り返りを200字程度で文章化し提出してもらっています。採点をして、次回授業で講評しています。 田中 彰 商学科・教授 「サービス産業論B」 「サービス産業論」は商学科の専門基礎科目の位置づけとなっております。ですのでこの科目を起点にマーケティング論や流通論、そして広告論などの周辺領域に学生の関心が拡がるように意識しています。理論を説明するだけでなく、実際に良く目にするヒット商品や流行などを事例として取り扱うことにも留意しています。また教科書や資料だけでなく動画素材を効果的に活用すべく授業の構成を考えています。 土屋 佑介 経営学科・准教授 「経営学特殊講義A」 授業では、普段の生活で生まれる疑問を挙げ、学生に身近なこととして理解できるようにすること、講義内容をなるべく学生の過去の経験や現在の経験を例に説明すること、講義終盤に講義内容を抜粋した問題をWebClass上で解かせて、その日のうちにインプットをアウトプット化させることを行っています。これによって、学生の学習内容の定着と講義後の満足感を与えるように心がけています。また、WebClass を活用して、講義に欠席した学生が講義資料をダウンロードできるようにしたり、成績の講評資料をフィードバックしたりすることで、学生が不公正に感じないように気を付けています。 三宅 敦 経営学科・准教授 「商品企画論」 (講義内容)・可能な限り、学生になじみのある企業、ブランド、商品を取り上げたケースを解説する。・教科書には書いていない、「企業の実例や教員自身の経験」を意識して盛り込む。(毎回の課題と共有方法)・「商品企画」といういわば、『正解のないこと』を学ぶ授業のため、最後に、その講義に関連した課題を出して、『自分の頭で考える』ことの重要性を繰り返し伝え、取り組んでもらう。(提出期限は、基本的には授業時間内、長くても当日中)・次の講義の初めに、『自分の頭で考えられた』優秀な回答を、いくつか紹介することで、同じ課題に取り組んだ学生と、自身の回答の差を実感する。・課題は、記入者をわからないようにして、全員分の回答を、Webclassで共有する。 露口 亮太 スポーツ健康学科・准教授 「トレーニング実習」 各自のフィールドで活かすことができる知識や考え方、姿勢などを講義で教育し、卒業後にも役立つ資質が身につくようアプローチしている。 学生とのコミュニケーションの取り方を工夫している。例えば、良い質問をすることで、良い回答が返ってくる。また、学生の名前を覚える努力をしている。 最後に、自身の向上心と好奇心を忘れず、毎回の講義の準備に対応している。 樋口 和真 非常勤講師 「器械運動2」 この度は表彰いただき、ありがとうございます。 私は、授業では学生たちの学習意欲を高めること、知識と技術を結び付けて身につけさせることを心がけています。 器械運動の技を指導する際に、学生が「やってみたい」「それならできそう」と思えるよう、段階練習を細かにつくるように工夫しています。そして、なぜそのような段階を踏んで練習するのか、を運動学の理論をもとに伝えるようにしています。 また、学生たちが模擬授業を行う際には、「はじめはうまくできないことが当たり前」であることを前提として、学生の頑張りを承認してフィードバックを与えるよう、心がけています。 前川 京子 非常勤講師 「ビジネス・コンピューティング基礎2」 パソコン実技の授業です。 毎回の授業では課題問題を各自操作することにより、学生には授業内容の理解を深めてもらうとともにその理解度を把握してもらっています。又、15回の授業内で3回、学生自身が「どの機能を使用すれば効率良く回答を導き出せるのか」を自分で考えて操作する内容の課題を実施し、授業で習得した機能をこれからも活用できるように努めています。 又、「何故その操作が必要なのか」、「操作自体が理解できない」など、学生が躊躇すること無く質問できる雰囲気作りを心がけ、学生をサポートしてもらっているTAさんともコミュニケーションをしっかりとって学生の状態をお互いに把握し、学生が心地よく授業に取り組めるように努めています。 山﨑 英幸 非常勤講師 「スポーツ科学実習2」 私が担当している科目は、スポーツ科学実習で運動を伴う科目です。学生たちの育ちにおける運動経験は様々でうまく身体をコントロールできる学生やそうでない学生が混在しており、みんなで一緒に授業をしています。その中でコントロールできない学生へ積極的にアドバイスをすることにより、技術向上やモチベーションアップにもつながっているように感じます。また、生涯スポーツにつながるようにするために既存のルールではなく、すべての学生がより楽しめるように変更することによって授業の雰囲気が盛り上がります。学生がスポーツすることは楽しいと笑顔になってもらえるように、日頃から言葉がけや新たなルールを模索しています。 郷矢 明美 非常勤講師 「上級日本語読解2」 授業の進め方としては、教師からの一方的なものにならないよう、学生同士で考えさせたり、発表やディスカッションをさせたりして、学生参加型の授業になるよう工夫しています。読解授業では社会・文化・時事問題に関連した内容を扱っていますが、授業の目標としては、内容に対する理解を深めると同時に、学生自身の思索が深められるよう心がけています。 鳥谷 善史 経済学科・特任教授 「上級日本語作文2」 全ての授業に際して、常に学生とのコミュニケーションを意識し取り組んできました。今回表彰を受けた「上級日本語作文2」に関しましては、基礎的、基本的文法事項の小テストを毎回行い、その結果を解説とともにフィードバックしたことが高評価につながったのではないかと考えています。留学生の皆さんの受講態度が極めて積極的であったため、こちらも大変有意義な授業時間となりました。有難う御座いました。    ]]> 2023年3月9日 全学FD研修会「GPA制度の活用に関するFD研修」および 「eポートフォリオ・ルーブリック活用に関するFD研修」を開催しました。 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/educational_fd/45808/ Wed, 22 Mar 2023 00:23:00 +0000 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/?p=45808  2023年3月9日に全学対象FD研修会「GPA制度の活用に関するFD研修」 「eポートフォリオ・ルーブリック活用に関するFD研修」を開催しました。

 本学では、単位制度の実質化、学習成果の把握・評価(可視化)、そして成績評価の客観性・厳格性担保という三つの事項について各種の取り組みを行っております。本研修では、中原翔氏(経営学部 商学科 准教授)より、これら相互に関連するGPA制度の活用とeポートフォリオ・ルーブリックの活用の促進についてご講演いただきました。研修では、実際にデータを用いたワークを実施し、活用方法を共有することで、理解を深めました。

 また、本学では将来大学教員を目指す大学院生のための職能開発であるプレFDを推進しており、その一環として、今回の研修会では博士後期課程の大学院生に案内し、1名が参加しました。なお、本研修会動画は学内者に限定して公開しておりますので、ぜひご視聴ください。

 本学は今後もFD活動を積極的に行い、教育活動の改善・向上に取り組んでまいります。

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2023年2月10日全学FD研修会「時間外学習を促すアクティブ・ラーニング」を開催しました。 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/educational_fd/44354/ Tue, 28 Feb 2023 07:55:00 +0000 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/?p=44354 2023年2月10日に全学対象FD研修会「時間外学習を促すアクティブ・ラーニング」を開催しました。

本研修では、竹中喜一氏(愛媛大学 教育・学生支援機構 教育企画室 准教授)をお招きし、学生の能動的学修(アクティブ・ラーニング)を支える教育の質的転換を推進するという観点からご講演いただきました。また、3~4人を1グループとしてグループワークが実施され、各参加者は日頃の授業で実践しているアクティブ・ラーニングの内容やその成果を情報共有しました。その後、グループごとに発表を行い、講師の竹中氏より丁寧なフィードバックがあり、「授業での実践的なフィードバック方法が参考になった」という意見が多くありました。

また、本学では将来大学教員を目指す大学院生のための職能開発であるプレFDを推進しており、その一環として、博士後期課程の大学院生に案内し、1名が参加しました。

なお、本研修会動画は学内者に限定して公開しておりますので、ぜひご視聴ください。

本学は今後もFD活動を積極的に行い、教育活動の改善・向上に取り組んでまいります。

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令和4年度前期授業改善アンケート 優秀者表彰式を行いました【追記】 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/educational_fd/41491/ Mon, 05 Dec 2022 04:25:00 +0000 https://www.osaka-sandai.ac.jp/news/?p=41491 本学では、開講する授業を改善し、大学全体の教育の質を向上させることを目的として、学期ごとに「授業改善のためのアンケート」を実施しております。令和4年度においても、新型コロナウィルス感染症拡大の影響によりアンケートはWebでの実施となりました。そのアンケート結果に基づいて、学生から高い評価を得た授業を担当した教員に対して5つのカテゴリ別に表彰することとしました。

令和4年11月24日(木)本学の会議室にて令和4年前期の表彰式を行い、下記の表彰者の内、10名の先生が出席されました。

また、表彰された先生から、「私の授業の取り組みの工夫、心掛けていること」と題し、コメントをいただきました。

表彰者は以下のとおりとなります。(すべて五十音順)

1.演習・言語科目部門  該当教員数135名(内、表彰対象者数57名)

「文章表現演習」浦野 有加 非常勤講師
「Interactive Communication3」O.クロウ 非常勤講師
「Interactive Communication1」D.テューバー 国際学科・准教授
「Extensive Reading1」藤原 知予 国際学科・特任准教授
「初修外国語入門1(ドイツ語)」吉田 由美子 非常勤講師

2.講義科目【履修者数100名未満】部門 該当教員数180名(内、表彰対象者数107名)

「マクロ経済学」大谷 剛 経済学科・教授
「中国総合研究1」康 林 非常勤講師
「社会科・公民科教育法」谷澤 有弘 非常勤講師
「教育制度論」西野 倫世 教職教育センター・准教授
「ミクロ経済学」宮下 稔規 非常勤講師

3.講義科目【履修者数100名以上】部門 該当教員数122名(内、表彰対象者数103名)

「経営管理論」土屋 佑介 経営学科・准教授
「健康運動プログラム論」露口 亮太 スポーツ健康学科・准教授
「リハビリテーション論」橋本 雅至 非常勤講師
「物流論」浜崎 章洋 商学科・教授
「開発経済論」原口 華奈 経済学科・講師

4.実験・実習科目部門 該当教員数40名(内、表彰対象者数25名)

「サッカー1」佐藤 慶明 スポーツ健康学科・准教授
「ダンス1」谷本 英彰 スポーツ健康学科・講師
「コンピュータ・リテラシ」早川 千晶 非常勤講師
「器械運動2」正見 こずえ スポーツ健康学科・准教授
「コンピュータ・リテラシ」山口 純子 非常勤講師

5.日本語・日本事情科目部門 該当教員数11名(内、表彰対象者数7名)

「日本語読解1」岡田 裕子 非常勤講師
「日本語作文1」前田 達朗 非常勤講師

詳しくは授業改善アンケート集計結果(学内専用)をご覧ください。

http://wr19.osaka-sandai.ac.jp/gakunai/cnt/jugyo_hyoka/index.html

私の授業の取り組みの工夫、心掛けていること

「文章表現演習」浦野 有加 非常勤講師

本授業は機械工学科1年生対象の授業です。理系の学生にとって必要な文章表現の基礎を学び、報告書やレポート、論文などで求められる文章力を身につけるのが目的です。文章を書くといっても、ただ1人1人が文章を書き教員が添削という形だけではなく、グループで考えをまとめて文章の形にする活動や、各自が書いた文章をクラスで共有しコメントを付け合うという活動も積極的に取り入れました。そのような活動を取り入れることによって、自身で気付く力や、グループ活動を通して視点を広げる力も身につけて欲しいと考えたためです。受講生の皆さんは今後の学生生活で文章を書く場面が必ず出てきますが、その時にこの授業で学んだことを生かしてもらえるよう、後期も様々な活動を通して伝えていきたいと思います。

「Extensive Reading1」藤原 知予 国際学科 特任准教授

私が授業運営において心がけていることは、まず自分が元気に笑顔で話をすることです。これにより、学生の緊張をほぐし、一人一人が固くならずに自由に発言できる雰囲気づくりを目指しています。また私のクラスでは、1回の授業で一人の学生が英語を発音・音読したり、質問に対して発言する機会が、何度もあります。自ら手を挙げる学生が少ないクラスの方が多いですので、一人ずつ全員当てていきますが、学生がプレッシャーを感じないように、完璧でなくともよい、という励ましの言葉を添えたり、私がフォローするなどして、公の場で英語を話したり、自分の考えを述べる機会に、できるだけ物おじしないような環境づくりを目指しています。