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経営学部 商学科

商学科藤岡(芳)ゼミ、浜崎ゼミ、鈴木ゼミが広島・安芸高田にてフィールドワークを実施しました(2018年8月27〜31日)

2018年9月13日 経営学部 商学科

商学科はアクティブラーニングの取り組みを進めています。本年度も地元大東を中心に企業や商店街と連携しながら、複数のゼミが活動先の経営課題を発見・共有し、各々の専門分野より解決を試みています。その一環としてこのたび流通・サービス、物流、マーケティングをそれぞれ専攻する3つのゼミが、広島県安芸高田市甲田地区の中山間部にて8月27〜31日、4泊5日のフィールドワークを合同実施しました。

滞在先にて                 フィールドワーク先での成果報告会

わが国の中山間部は耕地面積の約4割、総農家数の約4割が当てはまるなど農業において重要な位置を占めています。安芸高田市は人口減少や高齢化が他の地域より甚だしく、産業の活性化、食料品アクセスの確保を含む生活インフラの維持が待ったなしの課題となっています。

中山間部の風景               地域の「生活」を支える商業施設

本フィールドワークでは「地域における小売業者の役割」「買い物弱者予備軍への対策」「6次産業化の可能性」といったテーマを設定し、地元の手厚い協力のもとで活動することができました。行政や商工会、民間事業者から情報提供やレクチャーをいただいたり、生活者へのインタビュー調査、商業施設の店頭観察や来店者へのアンケートを行ったりしました。さらに、それらの情報収集・分析に基づいてテーマごとに現地の課題を明らかにし、解決策を探りました。「現地を外から見るのと中から見るのでは見え方が変わってくる」「学生として小さなことから力になれることを探したい」との声が参加学生から寄せられました。

来店者アンケート調査            伝統芸能・神楽を今に伝える団員とともに

ごく限られた滞在期間でした。しかし私たちが日常を過ごす大阪とは異なる生活環境に身を置いて現地の産業を捉え、さまざまな世代や価値観の生活者と接する中で、たとえ断片的であれ地域の抱える問題の深刻さを知ることができました。そして学生諸君が商学科で学んでいる知識と、現地にとっては非日常的であるかもしれない発想を持ち寄り、そうした課題と真剣に向き合う機会となりました。