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経営学部 商学科

「だいとうキッズファクトリー2019」に商学科藤岡(芳)ゼミ、鈴木ゼミが参加しました

2019年12月17日 経営学部 商学科

商学科はアクティブラーニングの取り組みを進めています。本年度も地元大東を中心に企業や商店街と連携しながら、複数のゼミが活動先の経営課題を発見・共有し、各々の専門分野より解決を試みています。このたび流通・サービス、マーケティングをそれぞれ専攻する藤岡(芳)ゼミ、鈴木ゼミが大東商工会議の主催イベント「だいとうキッズファクトリー2019」(アクティブスクウェア・大東、12月14日)に参加し、各々がゼミ活動の成果を披露しました。

 

 イベント当日の模様

本学ブースも大盛況 

 

このイベントは地域の将来を担う子供たちが地元産業への関心・理解を深め、郷土愛や夢を育む場づくりとして企画されました。協力企業のダイハツ工業様をはじめ、市のおよそ20の企業・組織が一堂に会し、ものづくり等を体験できるようブースがそれぞれ設けられました。両ゼミは合同で大阪産業大学として参加し、プラ板を活用したキーホルダーづくり、木工パズル、ウッドビリヤードといった催し物のほか、IoT家具の出展を行いました。

 

IoT家具の出展-本学ブースの最終チェック

思い思いのイラストで-プラ板キーホルダーづくり 

 

それらの企画は、複数企業との間で今年度進めています共同研究をきっかけとして実現しました。IoT(Internet of Things)の時代にあってコンピュータやスマートフォンはもちろん、さまざまな家電製品がインターネットにつながるようになってきています。私たちは木製家具の設計・製造を手掛ける創作工房一志家具製作所様、山﨑木工所様、そして、子供向けのプログラミング教室を運営されるまちんぐ様とともに、センサーと通信機能を備えた木製家具の可能性を探ってきました。

 

山﨑木工所様 

創作工房一志家具製作所様 

まちんぐ様 

 

このうちIoT家具として出展しました「木漏れ日」には、スマートフォンからの設定内容に基づき設置場所周辺の空気のコンディションを緑・黄・赤のランプで知らせてくれる機能があります。そこには温度と湿度を感知するセンサーと、両者の組み合わせに応じて空気の状態を判定しランプで表示するプログラムが備わっています。高齢者の熱中症対策、木の温かさや自然の風あいを活かす塗装なしの仕上げといった具合に、ターゲットや用途、製品デザインに対する学生の発想が工芸に反映されています。

 

各社代表を交えた製品アイデア検討会 

「木漏れ日」クレイモデル 

 

ブースでは来場者との積極的なコミュニケーションを試みました。プラ板キーホルダーづくりでは10時のイベント開始後、正午までに予定数を終了しました。また出展作品に関するアンケートも実施しました。「『木漏れ日』は高齢者や子供といった人間だけでなくペットのためにも役立つだろう」と作り手の意図を超えるありがたいアドバイスも寄せられました。

 

木工パズルでおもてなし 

IoT家具ってなに? 

大東商工会議所会頭との質疑応答もありました

 

2020年度の小学校プログラミング教育必修化は、IoT家具開発1年目を過ごしてきた私たちにとっても大いに刺激となります。勉強はまだまだこれからです。商学科において専攻領域はもとより、学生一人ひとりが自らの「必修」分野を見据えつつ、一層アクティブに学んでほしいと思います。

 

スタッフ一同 

 

※チラシ「だいとうキッズファクトリー2019」(大東商工会議所)