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経済学部 経済学科

【経済学部】富澤ゼミの学生が企業訪問 ~企業の活性化施策を提案~

2025年12月15日 経済学部 経済学科

富澤ゼミの専門演習1では、地域経済や中小企業について、産業やビジネスの観点から理解を深めることを目的に、地域の経済・産業や観光振興に関する資料を読むだけでなく、グループワーク、地元企業への取材や調査、それらの分析など、実践的に学ぶ機会が提供されています。また、学生にとっても地域経済や中小企業について学ぶことで、経済や社会を見る視点を身につけ、将来の進路やキャリア形成に繋がります。

今回の授業では、学生たちが実際に企業を訪問し、インタビューやアンケート調査を行いました。
その後、収集した情報を分析し、パワーポイントにまとめて企業に向けてプレゼンテーションを実施しました。

調査にご協力いただいた企業は、栄光技研株式会社、錦城護謨株式会社、株式会社小西金型工学の3社です。

学生たちは、それぞれの企業が抱える従業員の働き方に関する課題の分析や、企業のブランド力・採用課題を解決するためのSNS運用など、学生ならではの視点を活かした提案も行いました。
工場の現場を見学した学生からは「技術力の高さに感動した」「SNS動画で認知を広げれば若年層にも十分に届く」という意見もあり、日頃からSNSを利用している経験を踏まえた具体的な提案を企業側に伝えました。

企業の方からは、学生たちが提示した課題が自社で認識していた内容と一致していた点に安心しただけでなく、新たな気づきも多く、大きな収穫にもなったとの評価を頂きました。
また、プレゼンの仕方や資料の見せ方について、社会人の立場からのアドバイスも頂きました。

富澤教授からは、有効なアンケートを取るためのポイント、提案する上での問題提起や課題設定の方法、聞き手の視点を意識して事前の発表練習を丁寧に行う必要性について指摘がありました。
さらに、製造業の工程管理と同じく、プレゼンにおいても誤字やデータの見せ方など、一つの不備が説得力を損なう可能性があり、複数人で確認するなど細部への注意が重要であるというアドバイスもありました。

授業の最後には、企業の規模に関わらず、多くの人が働きがいを持って仕事に取り組んでいることを知り、その面白さを理解してほしいというメッセージが学生に送られました。
学生にとっては、今回の企業訪問を通じて、普段接点のなかった業界や職場を知ることができ、その世界の魅力や大切さに気づく良い機会となりました。