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大阪産業大学からのお知らせ

山田啓次研究室 尾鷲ヒノキの端材で電気自動車制作

本学山田啓次教授が尾鷲市の県立熊野古道センター 副センター長宮本秀男さんなど、地元の有志で設立された「もっくん製作実行委員会」から委託され制作した、尾鷲ヒノキを構造材にした電気自動車が4月4日、県立熊野古道センターで披露されました。
山田啓次研究室は、地域木材資源の有効活用と波及効果の研究を目的に昨年10月から設計、製作を始め、3月25日に完成しました。
この電気自動車は、構造材を含めほぼすべてが尾鷲ヒノキで作られており、最高時速は60キロ。満充電で50キロ走行可能です。
ナンバープレートを所有しているため、公道でも走行が可能です(第1種原動機付き自転車扱いのため、公道では一人乗り、要普通自動車運転免許)。
自動車は8月31日まで同センターで展示される予定で、天気の良い土日は、午前10時から午後3時まで施設内の舗装部分を走行できます(施設内では最大4人まで乗車可能)。

山田啓次教授は、本受託研究は教職課程の自主ゼミとして遂行しました。法規に則り科学的な知見で製作すれば公道を走るような車も製作可能です。
関わった学生のうち3名は今春卒業し、高校(工業)や中学(理科)の教員として教壇に立っています。研究活動で得た技術と自信は学校現場でも大いに役だっているそうです。と話しています。