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生活環境学科

「世界一大きな授業」をフィールド演習で実施

2018年5月14日 生活環境学科

「世界一大きな授業」は国連「持続可能な開発目標(SDGs)」の「ゴール4=教育目標:質の高い教育を全ての人に」を達成するために、100 か国以上で「教育」について考える授業をしようという、世界規模の取組みです。

今年度、生活環境学科3回生の「フィールドスタジオ演習3」では、この取組みに参加表明した環境理工学科の花田眞理子教授のクラスの学生が、同じく参加表明した風岡宗人先生のクラスの学生を対象に、「識字率」や「教育予算」について考える授業を実施しました。

日本ではほとんどの人が字を読めますが、世界には小学校に通えない子どもが6,100万人、読み書きができない大人は7億5,000万人も存在します。こうした事実をクイズで確認し、そのの背景についてあらためて考えたうえで、教育の機会が与えられず字が読めない人々が直面する厳しい現実を、「病気のお母さんのための薬を選ぶ」「仕事を探す」などのアクティビティを通じて実感してもらいました。

受講した学生のアンケートでは、「当たり前に字が読めることの重要性を再認識した」、「世界の現状を知って驚いた」という声のほかに、ノーベル平和賞を受賞したマララさんのスピーチの動画を見て感動したという意見もあり、日本で学ぶ大学生が、教育を受けたくても受けられない人々に思いをはせる貴重な機会となりました。

環境理工学科 世界一大きな授業