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国際学部 国際学科

オーストラリア留学体験記②(2023年9月~2024年2月)

2024年6月7日 国際学部 国際学科

国際学部国際学科2年 R.T.さん ※留学当時の学年

オーストラリア留学を決意した動機

私がオーストラリアへの留学を決意した動機について、最初に説明したいと思います。世界的に社会のグローバル化が進む中で、将来日本においても、日本語だけでなく英語でコミュニケーションを取る機会がますます増加すると思います。私は中学1年から約7年半、日本で英語を学んできました。しかし、私は英語のリスニングとスピーキングが得意ではありません。なぜなら、日本では英語でコミュニケーションを取る機会がほとんどないからです。私自身の英語コミュニケーション力を飛躍的に向上させるためには、オーストラリアのような英語を母語として話す国で長期留学することが一番の近道だと考え、オーストラリア留学を決意しました。

サン・パシフィック・カレッジ(SPC)ケアンズ校(協定校)について

私がオーストラリア ケアンズへの留学を希望した理由は、ケアンズは関西空港から直行便で約7時間半と近く、1年を通して温暖な気候で過ごしやすいことです。さらに、サン・パシフィック・カレッジ(SPC)ケアンズ校では、学校の敷地内に、教室はもちろん、学生寮、食堂、スポーツなど、施設が充実していて、とても利便性が高く、集中して学業に励めるからです。また、SPCケアンズ校は、授業や日常生活では “English Only Policy”のため、英語での生活になりますが、日本人スタッフが常駐しているため、緊急時や何か困ったことがある場合、すぐに相談できるので、とても安心です。また、SPCケアンズ校は大阪産業大学の協定校であることも安心感があります。

SPCケアンズ校での英語授業について

2023年9月10日に、SPCケアンズ校に到着すると、まず初めにオリエンテーションがありました。いきなり全ての説明が英語で行われ、圧倒されました。耳も頭も英語に慣れていない状況で、この先あと半年間の生活ができるのか、期待や楽しみよりも不安な気持ちで留学生活が始まったことを今でも覚えています。学校のルールで、敷地内は“English Only Policy”のため、英語だけで生活する必要があります。
SPCの授業では、最初にクラス分けのテストがあります。このテストの結果で、自分がどのクラスに配属されるかが決まります。クラスは初級者向けから上級者向けまで幅広く開校されています。
Elementary(初級)、Pre-Intermediate(初中級)、Intermediate(中級)、Upper-Intermediate(中上級)、Advanced(上級)の5クラス分かれていて、適切なクラスを受講できるようになっています。また、クラスのレベルが自分に合っていないと感じたら、担当の先生に相談すると、自分のレベルに合ったクラスに変更してもらうこともできます。私はPre-Intermediateのクラスからスタートしました。
授業で学ぶ文法項目は、日本の学校の英語授業では、中学3年から高校レベルの内容を扱うクラスでしたが、これまで習ってきたものが全て英語での説明となると、全く別のものに感じました。また、何より「リスニング」が一番の難所だったので、最初の頃は全然聞き取れず、しんどい思いをしたり、クラスメイトに助けてもらったり、その場しのぎをしてなんとかやり過ごしていました。しかし、10月中盤を過ぎた頃には段々と聞き取れるようになり、自分の成長を如実に感じ取れるようになったことが、とても印象に残っています。
「スピーキング」の方は、とりあえず何か喋ってみて、相手のリアクションを見ながら、少し戸惑った感じがしたら別の表現を試してみることを、何度も繰り返します。また、授業の内容は、習った文法をすぐにグループワークで使用したり、例文を日常会話に織り交ぜたりして、実際に使えるようにする取り組みが、日本と違うところだと思いました。
テストは、週に一度小テストがあり、40日から50日毎に1回大きなテストがあります。

オーストラリアでの生活 -買い物や文化の違い-

オーストラリアでは、1つの大きなショッピングセンターに、スーパーマーケットが2、3店舗あり、販売しているものはだいたい同じですが、店舗によってセールしていたり、その店にしかないサイズのお菓子などがあったりと様々です。オーストラリアのスーパーで驚いたことがいくつかあります。その1つは、スーパーでSIMカードが販売されていることです。オーストラリアでは、ケータイショップで契約するのではなく、自分の使いたいプランを自分で決めて、月々支払うという仕組みでした。
バスの乗り方は、日本とは逆で、先に行き先と料金を支払ってから席に座るといった感じです。また、バスの乗り方も2種類あり、行き先を伝えるときに行き先だけを伝えると「シングル」という片道料金になりますが、「デイリー」という1日乗れるチケットもあり、往復の場合は「デイリー」を購入します。レシートがチケットの代わりになるので、無くさないようにしっかり保管する必要があります。
また、市街地のショッピングセンターの営業時間が短いことに、とても衝撃を受けました。日本だと、10時に開店し20時か21時頃に閉店するのが一般的ですが、オーストラリアでは、9時から開店し16時か17時頃には、閉店するなど、営業時間が短いことが、とても印象に残っています。
また、オーストラリアでは仕事に対してすごく気軽で、期限についても緩いと感じました。例えば、寮生活でエアコンが壊れたときに、業者のスタッフさんが修理に来たと思ったら、パーツがないからまた来ると言って、一週間経っても来ないこともあり、日本との文化の違いを大きく感じました。
また、道路での自動車のスピードも違い、一般道で70km/hから80km/hで走っているのが普通でした。
一番大きな出来事は、12月に巨大なハリケーンが来たことです。雨と風がすごく強く、バナナの木の葉が何本か飛ばされたり、寮がもう少しで浸水する事態に見舞われました。少しの間、断水して生活に支障をきたすことも多くありましたが、そのおかげで、ルームメイトと英語で話す機会も増えて、結果的にプラスに働きました。

オーストラリアでの生活 -買い物や文化の違い-

授業を受けている学生の年齢層は、20代30代が中心です。また、学生の多くは中国や韓国、台湾などのアジア圏出身の学生や、ポルトガルやブラジル出身の学生が多い印象を受けました。留学で来ている人はもちろん多いですが、ワーキングホリデーで来ている人も多い印象を受けました。
初めての寮生活で、最初はルームメイトと馴染めるか不安でした。世界の様々な国から来ていて、ここでも発音やイントネーションの違いに苦しみましたが、みんな優しくゆっくりでも話を聞いてくれたりして、とてもありがたかったです。寮での生活は不便なことも多かったですが、全員同じ環境で生活していて互いに理解できることもあり、気楽に過ごすことができました。

留学を通して最も学んだこと

今回の留学を通して、最も学んだことは「挑戦することの大切さ」です。日本だと失敗したら白い目で見られたり、がっかりされることが多いですが、留学中は常に挑戦しなければならない環境に置かれていたため、ためらっている場合ではなかったことと、挑戦して失敗しても責められたり、とがめられたりせず、むしろ褒められたりすることが多かったです。挑戦することに対して寛容な人が多く、新しいことに挑戦しやすい、良い環境だと思いました。

最後に-学んだことをどう活かすか-

今回の留学で、これまでの自分の英語力が、留学前と比較して明らかに向上したことを、身を持って経験できました。今後この経験を活かして、TOEICテストにチャレンジしたり、就職活動では、旅行会社や航空業界など、日本と海外をつなぐ仕事に就こうと考えています。
最後に、留学しようか迷っている人がいるなら、是非とも留学にチャレンジして欲しいと思います。金銭的な問題などクリアしなければならないこともあるかも知れませんが、実際に英語を公用語として使われているところに身を置くことで、自分の想像以上に英語力を向上させることができるだけでなく、留学によって、自分の価値観や視野を大きく広げることができます。