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国際学部 国際学科

受験生のあなたへ (5):日本を世界へ発信する「日本語コース」

2016年8月8日 国際学部 国際学科

国際学部サイトのお知らせコーナーでは、大学での学びをイメージしていただくために、「受験生のあなたへ」と題する教員のメッセージを随時掲載します。

日本を世界へ発信する「日本語コース」

春口 淳一

大阪産業大学の新しい顔の一つ、国際学部。そこには英語コース、中国語コース、国際コース、日本語コースの4つのコースが用意されています。今日ピックアップするのは、日本語
コース。

「日本語コースって、国語を勉強するの?」
「いや、留学生が4年間日本語勉強するところだよ」

6月、7月と行われたオープンキャンパスでも、そんな戸惑いの声を耳にしました。

では、その疑問にお答えしましょう。

誰のための日本語コース?

日本語コースは、日本語ももちろん学びます。しかし4年間をかけて日本語力のみをアップさせようというものではありません。留学生の皆さんは気を付けてください。日本語学校と同じではないのです。日本語コースは、留学生のためだけのコースではありません。

一方で日本人の皆さん、「国語コース」ではなく「日本語コース」であることに注目してください。つまり、高校までで勉強する「国語」の授業ともまた違うのです。

どんなことを学ぶ?

大切なことは、日本語を使ってグローバル社会で活躍する素地を身に着けること。

例えば、日本語教師という仕事があります。日本語を母語としない人が、日本語が使えるようになるように、日本人と円滑に交流ができるように支援するのがその役割です(日本語を母語とする人の日本語が“国語”ですね)。日本語コースが提供する「日本語教授法」や「日本語教育実習」など“日本語教育学”の専門的な授業を通して、その知識と技術を獲得できます。

とはいえ、日本語コースで学んだ人が必ずしも日本語教師を目指すとは考えていません。

国際都市である大阪には、身近に多様な国からやってきた方がたくさんいます。彼らをサポートするあらゆる仕事が、将来の活躍の場となるでしょう。大阪産業大学には多数の留学生が学んでいます。実践の場はすぐそこにあるのです。日本語コースは、日本を世界と結び付けて発信しようという意欲のある方を歓迎します。

留学生のみなさんへ

4年間かけて日本語を勉強する場所ではない、ということは理解できたでしょうか。もちろん日本語がもっと上手になりたいという皆さんのための日本語クラスも用意しています。レポートや論文を書いたり、それを発表したりするためのアカデミックな日本語を大学1年生、2年生で勉強しましょう。漫画やアニメで使われる日本語を紹介する「サブカルチャー日本語」もおすすめです。そして、大学3年生、4年生では日本語を使って、日本人学生とともに、日本を世界に発信するための日本研究に取り組んでください。

「受験生のあなたへ」バックナンバー

(4) バンガロー殺人事件~入門ゼミの1コマ~(藤田拓之)
(3) 留学生向けの日本語の授業(中谷潤子)
(2) 国際学部は、初年次教育にも真剣に取り組みます!(中山英治)
(1) ランゲージカフェを利用した多言語学習活動(今中舞衣子)