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工学部 機械工学科

【ニュース】オープンキャンパス 機械工学科展示 1年次科目「機械の基礎」

2019年7月31日 工学部 機械工学科


「TETRIX組み立てロボット」

 TETRIXとは、アルミフレームやボルトナットなどの留め具、モーター、センサ、電子回路などの部品が大量に箱詰めされています。これらを工夫して組み立て、思い通りのロボットを作ることができます。例えば、車両ロボット、アームロボット、高度なレベルでは2足歩行ロボットまで完成できます。オープンキャンパスでは、棒の角度を指示した角度に合わせて動作させるロボットを実演しました。これは、山林などの急傾斜で車両を走行させる場合に、車両の荷台を常に水平姿勢に保つことで荷崩れを防止する効果を期待しています。ロボットの運動プログラムについてはパソコンで設計しますが、このプログラムは英文ではなく、誰でも一目でわかりやすいブロック図を組み合わせてロボットの動きを表現します。TETRIXを使えば、本格的なロボットの形と動きを短時間で作れます。
 高校生の皆さんは、「アルミむき出しのロボットを自分も作りたい」と熱心に大学生の話を聞いていました。


「人協働型ロボットアームCOBOTTA」

 COBOTTAは産業ロボットで有名なデンソーウエーブ社が昨年新発売した「人協働型ロボット」です。これまでの産業ロボットはハイパワーで危険なため人は近づけません。最近登場した人協働型ロボットはセンサーによって人の近づきや接触を感知し、ロボットの動きが安全に弱くスローになります。また、ロボットに作業を覚えさせるには写真のように人が手を持って教えるので簡単です。ロボットの形状は軟らかい曲線状にすることで、ロボット関節への手の挟み込みを防ぎます。
 高校生の皆さんも未来的なCOBOTTAの形状と動きに魅せられていました。ある高校生はCOBOTTAを知る大学生を独占し、30分以上も熱い質問を投げかけていました。やはり機械好きな人は、高度なカラクリのロボット技術に心躍るものですね。