企業・地域の皆様へ
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デザイン工学部 建築・環境デザイン学科の和多田研究室4年生の5名(六反裕貴さん、井上陽登さん、池田聡汰さん、工藤篤弥さん、郭鑫さん)からなるチームの作品「にょ~ん」」が、日本建築学会主催の「学生サマーセミナー:Student Summer Seminar (SSS) 2022―集積あるいは変化するストラクチュラル・アート―」において、全45チームの応募の中から一次選考通過の13チームに選ばれ、最終選考にて「JSCA(日本建築構造技術者協会)賞」に入選しました。
学生サマーセミナーは、全国の学生を対象として、空間・形態・構造が融合したストラクチュラル・アートを通じて、「モノづくり」の楽しさ・面白さを体感することを目的としたコンペ形式のコンテストです。最終選考当日には、各チームが東京都港区の建築会館にて、提案作品を2m×2m程度のリアルサイズで制作しプレゼンテーションを行います。本学のチームは、制作環境の準備の都合から、本学施設内にて当日制作し、オンライン中継にてプレゼンテーションを行いました。
受賞した作品「にょ~ん」は、細長い平坦な帯の両端を持ち、それを曲げ、さらにひねることで生まれる形状に着想を得て、提案されたものです。この形状は、曲げとひねりにより帯の中に生じる力から定まり、力学的な安定性が高められた構造です。本提案では、様々な帯の曲げかた(帯を持つ両手の間隔、ひねる角度)により生まれる多様な形状を構造解析により求め、それらを組み合わせた構造物のデザインと制作を行いました。