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大阪産業大学からのお知らせ

電気学会より令和5年優秀論文発表賞(基礎・材料・共通部門表彰)を受賞

3月に卒業した工学部電子情報通信工学科4年生(草場研究室)が電気学会より令和5年優秀論文発表賞(基礎・材料・共通部門表彰)を受賞することになりました。

この賞は令和5年電気学会の全国大会、支部連合大会、部門研究会において研究発表された中から優秀な研究の発表者に対して選出されるものです。3月に卒業した工学部電子情報通信工学科光情報科学研究室(草場研究室)の4年生平井健太さんが令和5年12月22日に東海大学湘南キャンパスで開催された電気学会光応用・視覚研究会において発表した「シリコン太陽電池に付与されたレーザ誘起ナノドット構造のレーザ波長依存性」が選出されました。この研究は、平井さんの他、田中朋世さんと堤大輔さんが卒業研究として主体的に取り組んできた成果を平井さんが登壇者として発表したものです。

  • 平井さんはシリコン太陽電池表面にレーザー波長より小さい(回折限界以下の)サイズのナノドット構造(ナノメートル(10億分の1メートル)サイズのドット状の構造)を形成させることに成功し、シリコン太陽電池表面の反射率が数%になることや太陽電池のバンドギャップが高くなることを見つけました。

  • 堤さんは形成したナノドット構造の密度分布や形状サイズ分布のレーザーフルエンス(1パルス当たりのレーザーエネルギー密度)やレーザー波長の依存性について詳細に調べ、高密度ドット構造を形成させるための条件の指針を与えました。

  • 田中さんは顕微ラマン分光装置を使ってナノドット構造を形成させたシリコン太陽電池の結晶性について調べ、太陽電池表面にナノドット構造を形成させることで結晶性が保持されたまま、圧縮残留応力が付与されることを発見しました。

3名の成果は太陽電池表面の光の無反射化やバンドギャップ制御につながることから高効率シリコン太陽電池開発へつなげることができ、地球温暖化対策として貢献できることや半導体開発に大きく寄与することが期待されます。
この研究成果は特許出願や国立研究機関との共同研究にも発展しており、大学に対しても大きく貢献する成果となっております(学長表彰)。また、電気学会で発表した内容からさらに発展させて、平井さん、田中さん、堤さんが連名で英国科学雑誌へ投稿しています。
平井さん、田中さん、堤さんは、「研究発表について、自分のやった研究の成果を学外で発表(学会発表)することはめったにない機会なので、積極的に挑戦してみました。卒業研究に取り組んでいる間は全く気付かなったけれど、実際、表彰されると聞くと自分の研究成果が社会に貢献できていると思えて、非常に満足しています。細かいことを地道にする性格なので、研究テーマに合っていたことが成果につながったと思います。」とのことでした。
この表彰状の贈呈は2024年9月2~4日に愛媛大学城北キャンパス(愛媛県松山市)で開催される令和6年電気学会基礎・材料・共通部門大会会期中に行われる予定です。

※尚、これらの学生は、先般、学長表彰も受賞されております。