本日より学年末試験が始まり、学生の皆さんにとっては、学業の成果をまとめる時期となりました。
 今年度はコロナ禍により従来通りの授業を行うことができず、学生の皆さんには申し訳なく思っています。そうした中、後期にはハイブリッド授業の形態を採り入れて、授業の質を保証すべく教職員も精一杯の努力を重ね、学生の皆さんもこれに応えてくれました。いつも通りのキャンパスライフを送ることができない中、勉学意欲を失うことなく学業に取り組まれたことに敬意を表します。

 さて、昨年末から現在にかけての新型コロナウイルスの感染拡大は、報道等でご存知だと思います。実際、検査を受けた人に占める陽性者の数（陽性率）が10％を超えており、予断を許さない状況が続いています。

 こうした状況の中ですが、大学における学びの機会を失わないようにしていきたいと考えております。そのために教職員一同、感染対策には万全の注意を払い、不要不急の外出回避を心がけることはもちろん、会議のオンライン化などを図り、人同士の接触機会を減らすよう努めています。これは、学生の皆さんとの対面機会を確保するための私どもの備えであると位置づけているところです。

 学生・保護者の皆さんにおかれましても、学びの機会を維持するために、これまでにも増して、日常生活における不要不急の外出の回避、可能な限りの人同士の接触機会の削減などのご尽力を頂きますよう、この機会をとらえ、改めてお願いを申し上げます。