FD・SD活動
FD・SD活動
本学では、開講する授業を改善し、大学全体の教育の質を向上させることを目的として、学期ごとに「授業改善のためのアンケート」を実施しております。令和7年度後期においても、引き続きアンケートはWebでの実施となりました。そのアンケート結果に基づいて、学生から高い評価を得た授業を担当した教員に対して5つのカテゴリ別に表彰することとしました。
令和8年5月18日(月)本学の会議室にて令和7年後期の表彰式を行い、下記の表彰者の内、5名の先生が出席されました。



また、表彰された先生から、「私の授業の取り組みの工夫、心掛けていること」と題し、コメントをいただきました。
表彰者は以下のとおりとなります。(すべて五十音順)
| 「入門演習B」 | 王 芸セン 非常勤講師 |
|---|---|
| 「英語(Listening&Speaking)4」 | 大内 和正 非常勤講師 |
| 「英語(Listening&Speaking)4」 | 酒井 恵理子 非常勤講師 |
| 「初修外国語入門2(中国語)」 | 西山 美智江 非常勤講師 |
| 「Extensive Reading 4」 | 藤原 知予 准教授 |
| 「マクロ経済学入門」 | 大谷 剛 教授 |
|---|---|
| 「貿易ビジネス」 | 浜崎 章洋 教授 |
| 「アパレルデザイン論」 | 福西 由美子 非常勤講師 |
| 「航空産業論」 | 矢下 幸司 非常勤講師 |
| 「キャリア講座B(筆記試験対策)」 | 山本 直紀 非常勤講師 |
| 「観光論」 | 日下 恭輔 講師 |
|---|---|
| 「教育原理」 | 塩見 剛一 准教授 |
| 「サービス産業論B」 | 田中 彰 教授 |
| 「地方財政論」 | 横山 直子 教授 |
| 「武道1」 | 内村 直也 准教授 |
|---|---|
| 「サッカー1」 | 佐藤 慶明 准教授 |
| 「バレーボール2」 | 澤井 亨 講師 |
| 「トレーニング実習」 | 露口 亮太 准教授 |
| 「アプリケーション演習A」 | 中村 介 非常勤講師 |
| 「上級日本語作文2」 | 春口 淳一 准教授 |
|---|---|
| 「上級日本語読解2」 | 前田 達朗 特任教授 |
私が授業で心掛けていることは、学生にとって分かりやすい授業を実現することです。そのために、学生がどのように理解しやすいかを常に意識して取り組みました。具体的には、企業事例や写真、動画などの視覚的な資料を活用し、抽象的な内容もイメージしやすいように工夫しています。また、授業中には積極的に学生へ質問を投げかけ、双方向のコミュニケーションを通じて理解度を確認しながら進めることを意識しています。
本学で28年間英語教育に携わる中で痛感したのは「単なる語学訓練では成果が出ない」ということです。教員の役割は「実際に使える英語を身につけたい」と本気で思わせることに尽きます。 効果的だったと思われる取り組みは、第一に英語プレゼンの導入です。教室の中だけで完結する英語から脱却し、人前で使う実体験を通じて目的意識の向上を図りました。第二に教室外での自習支援です。学習量を確保するため、自身のレベルに合った問題集を書店で選ばせ、完遂させました。「中1・2の総復習」「中3の総復習」が大人気で、大半の学生が年間4〜5冊を仕上げ、基礎固めと学習習慣の定着に繋がりました。
「英語L&S4」は教科書に沿ったリスニング中心の演習と、発表活動の二本立てで進めました。発表活動では試行錯誤を大いに楽しみました。授業者によるモデリングのあと、教科書の中の英語表現を材料に各自五分程度のスピーチ原稿とスライドを作成してもらいました。その過程では英語表現と発音イントネーションなどだけでなく、パワーポイントの効果的な使い方等についても個々に伴走支援しました。彼らのプレゼンテーションはどれも非常に楽しく個性的で、説得力のある作品に仕上がりました。
毎回プリントを配布し、全員が学習内容を理解できるように努めている。
今回表彰していただきましたExtensive Reading(多読)の授業運営において私が心がけているのは、「とにかく楽しく英語をたくさん読む」という英語の多読学習法の原理にできるだけ忠実に従うことです。学生の英語レベルはそれぞれなので、初回授業時にレベルチェックテストを必ず行い、自分のレベルに合った多読図書を選べるようにしています。読んだ後の理解度チェックテストや単語テストはこの授業では行いません。ただ「ひらすら読み、記録する」という活動が評価の中心となるため、学生が肩の力を抜いてReadingに集中し、その結果力をつけてもらえるのではないかと考えています。
良好な就職・進学を実績した経済学部の先輩たちは、優秀な学業成績を実現していたという事実を具体例を交えて説明し、学生の学業へのインセンティブを高めるよう努めている。また、優秀な学業成績を実現するためには、下級生の段階からの継続的な学習が重要であることも事例を交えて説明すると 同時に、それを支援・補完する無料課外講義への参加を呼び掛けたりもしている。 換言すると、もし自身が大阪産業大学・経済学部の学生であったとしたら、何をしてもらえれば学習意欲が湧くであろうかと思案しつつ講義を実施している。
貿易ビジネスの講義では、貿易業務を実施するにあたっての手続き、必要な書類、また、海外の顧客を開拓する方法などを学びます。いずれも、学生たちには、経験がなく、かつイメージしにくいことだと思います。できるだけ、学生たちにとって、身近な商品や会社などを例に説明するとともに、写真やサンプルを使用して、イメージしやすいように心がけています。また、ニュースなどで取り上げられる時事の話題も活用し、貿易ビジネスが日々の生活に関連していることなど、興味を持ってもらえるようにしています。
この科目では、デザインを楽しく学んで実務に活用することを目指し二つの工夫をしています。第一は、講義の中に「描く」「香る」「触れる」の感覚を刺激する動作を取り入れて興味を引き、単調な流れにメリハリをつけています。第二は、学生と積極的にコミュニケーションを取り、一人ひとりの気づきを促すアドバイスを心掛けています。私自身も探究心をもち、アップデートしながら授業の充実に努めていきたいと思います。
私が心がけていることは、講義内容を理解してもらうことを徹底しています。そのために難解な文言をかみ砕き、理解できるように話すことに力を注いでいます。具体例で説明し、抽象的な内容をイメージできるように講義をしています。
学生が授業を通じて「身についた」と実感できることを重視し、「問う→考えてまとめる→回答する(発表する)→フィードバックを受ける」という学習サイクルを設計しました。このサイクルを毎回の授業内だけでなく、複数回で構成するユニットや授業全体にも組み込むことで、学生が知識を一方的に受け取るのではなく、自ら考え、表現し、改善する経験を積み重ねられるよう工夫しました。2025年度に初めて担当する科目でしたが、こうした設計により、学生の主体的な学びを促す授業づくりができたと思います。
この間、150名以上の学生が受講する「日本史概論」(通年)を担当しています。授業では、原始~近現代の日本の歴史を、政治史中心にして網羅的に扱うスタンスを取っておりません。「カミとホトケの日本文化史」と題して、信仰・宗教の展開の問題を基軸にして、それを各時代の政治・経済・外交と結びつけて話しています。この視角は、従来の学校教育の中でほとんど習っていない手法なので、受講生はかなり興味を示してくれます。また講義では、各時代の美術工芸品、建築物の写真、神祇祭祀や仏事の関わる民俗儀礼のスライドを積極的に見せて、受講生が可視的に理解できるように工夫しています。
教職科目ですので、教員として必ず求められる「人前で話すこと」を練習する機会として、テキストを皆の前で読んでもらったり、質問に答えてもらうといった参加の機会を毎時設けています。とはいえ、大教室での講義科目で負担が大きいことを考え、授業開始時に当日の該当者を決めておく、またテキストを読む箇所を一人ずつ指定しておくなどして、負担感を少しでも減らし、また読んでくれた方にお礼を述べています。また、発問に対して積極的に手を挙げて答えるのは難しいと思われますので、発問についてグループで話している発言を聞き取って、そのつぶやきを全体に伝えるなどして受講者の意見の共有を図り、生の声を掬い上げるようにしています。
授業の冒頭では前週のレポートフィードバックを実施しています。優秀レポートを発表するだけでなく、受講学生には同世代の視点や考え方を共有してもらい、自身の成長につなげて欲しいと考えています。マーケティングの最新事例では必ず動画資料を併用するようにしています。教科書の理論解説のみでなく、実社会で役に立つ応用例を併せて解説・例示することを心掛けています。また200人規模の授業ですが授業中には必ず学生に発言を求める形を採用していまして、コミュニケーションが双方向になるよう工夫をしている次第です。
専門的に学習を進めてもらえるよう、また、地方財政論をめぐる問題により深く興味をもってもらえるよう工夫しながら授業を進めています。すべての受講生にとって、授業資料が明瞭できめ細かくわかりやすいものになっているか、満足度が高いものになっているか、また、授業を進める速さや課題に取り組む時間がよいもので満足度が高いものとなっているか、そして、すべての受講生が授業内容をしっかりと十分に理解することができているかについて、入念に綿密に確認をしながら授業を進めています。
私は「武道1」の授業において、学生が安心安全に取り組める環境づくりを最も大切にしています。技術指導だけでなく、準備運動や受け身など基礎を丁寧に行い、怪我の予防を徹底しています。また、学生同士が声を掛け合いながら学べるよう、明るい雰囲気づくりを心掛けています。武道に苦手意識を持つ学生にも配慮し、一人ひとりの習熟度に応じた指導を行うことで、「できた」という達成感を得られる授業を目指しています。
単なるスポーツ活動ではなく、全ての現象に対する言語化に努めている。ボール操作の上達には身体操作が前提にあることを理解させ、自身の身体に意識を向けさせている。上達した実感が「楽しさ」に繋がるような授業を心掛けている。
各自のフィールドで活かすことができる知識や考え方、視点などを講義で教育している。卒業した後にも役立つ資質が身につくようアプローチしている。学生とコミュニケーションの取り方には工夫している。例えば、良い質問をすることで、良い回答が返ってくる。また、学生の名前を覚える努力をする。最後に、自身の向上心と好奇心を忘れず、毎回の講義の準備対応している。
アプリの操作方法について、まずは学生に操作のイメージをもってもらえるように、授業で扱うものについては自分で実演するようにしております。授業資料につきましても、図や画像等を用いることで視覚的にも理解してもらえるようなものになるよう工夫しているつもりです。また、少しでも学生の心理的安全性を確保できればと、様子を見ながらコミュニケーションをとるようにしております。重要事項の繰り返しや適宜質問がないか声掛けするなど、理解を促すような取り組みを心掛けております。
対象となったクラスは、複数学科が合同で参加する授業編成でした。3年次で本格化する専門教育を前に、論文の書き方を身につけさせたい、というのが授業の狙いでしたが、扱う教材としてそれぞれの興味関心に合わせた論文をピックアップした点は、特に気を遣ったところでした。また上級作文という堅苦しさを伴うこの授業の性格上、「今なぜこの活動をするのか」という授業の趣旨や必要性を受講生に理解してもらえないと、学習意欲を維持させるのは難しいかもしれません。特に授業の中盤当たりでは、丁寧に学生に伝えるよう心がけました。
学生一人一人のことをまず知ることから毎学期始めている。画一的な目標を示すだけではなく、それぞれの言語運用能力、広い意味でのリテラシーの獲得、伸長の助けとなるような教材と課題の出し方などを模索している。